茅ヶ崎市立病院職員の医薬品窃盗事件について調査委員会設置へ

一部不起訴について

9月5日(火曜日)    警察が7月26日付けで送検した「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」について検察庁は9月1日付けで不起訴としたことが明らかになった。

10月4日(水曜日) 第3回公判 10時20分から横浜地方裁判所の予定(延期も考えられる)

現在、起訴されているのは合計約200万円

何らかの罪状に「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」を付けて提出していたが、不起訴となったということ。

一般的に不起訴になる理由として

  1. 証拠不十分。
  2. 犯罪には当たらない。
  3. その他の事情

起訴するかしないかは検察の一存で決定することが出来る。その決定について理由は説明しなくても良いとされている。

「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律
(目的)第一条  この法律は、組織的な犯罪が平穏かつ健全な社会生活を著しく害し、及び犯罪による収益がこの種の犯罪を助長するとともに、これを用いた事業活動への干渉が健全な経済活動に重大な悪影響を与えることにかんがみ、組織的に行われた殺人等の行為に対する処罰を強化し、犯罪による収益の隠匿及び収受並びにこれを用いた法人等の事業経営の支配を目的とする行為を処罰するとともに、犯罪による収益に係る没収及び追徴の特例等について定めることを目的とする。

罪状をこの法律のどこかにあたるということで警察は出したけれど不起訴となったということで、どんな内容かは警察に聞けば教えてくれるかもしれないが、今のところこちらではわからないと文書法務課で聞いた。

紛失した残りの医薬品 約1億200万円は?!!・・・不明?!!

9/14 決算特別委員会 28年度の病院事業特別会計の審議で夜光副市長の答弁 決算審査小委員会(9月14日) (外部リンク)

「・・・不起訴になった。これによりまして約1億400万円医薬品の不自然な払い出しのリストは不本意ながら刑事事件の証拠としては扱われなくなった。これにより、庁内の危機管理活動方針の一環として調査委員会を設立し、検察や裁判所の動きとは別に元職員に対して市の損害額を賠償請求するために28年度はもちろんそれ以前の27年度についても医薬品の調査を行う。電子カルテ導入以前の調査は時間がかかるが被告が犯罪を始めたと自供している27年度についても手作業で調査をする。目標としては12月末までに調査をして市長、監査委員に報告したいと思っている。

監査委員にはこの調査結果を見ていただいた上で、管理体制のどこに問題があったのかの監査をまとめていただけると思う。12月議会に結果を報告することは時間的に難しいと思う。」

調査委員会設立で内部調査へ

20日の全員協議会で詳しく説明される予定。今回、不起訴になったことで、今後の公判では紛失した残りの医薬品 約1億200万円については起訴されない可能性が出てきた。

 

28年度の病院決算が10億円の赤字について

仙賀病院長の答弁

「(赤字の)想定は7億だった。新しい診療科を作ったり、電子カルテを導入したり、いろいろ広げた。それに伴う費用も掛かる。入院患者数は、(電子カルテ導入に伴い入院患者制限をしたことで)少し減りすぎたかと思う。私が病院長になった平成18年のキャッシュフローと(赤字だと言われる)今年度のキャッシュフローはちょうど同じ状況。10年間、赤字や黒字を少しずつ繰り替えしながら10億円を積み立てたものを別棟を建てるとか、新設科をつくるとか、新しいCTを入れたり、あといろいろな部分を新設したり等、その10億を一気に吐き出したと思っている。この10億は飲み食いに消えたわけではなく、良い医療が提供できるために未来につながる投資である。

さらに近隣7市の公立病院でこの10年間に赤字黒字の幅が少なかったのは茅ヶ崎市立病院。極端に黒字や赤字を出したことがない。それで毎年1億円積み立ててやってきた。こういう流れの中で28年度10億円を吐き出した。病院の次のステップのための赤字である。

病床利用率が悪いのはいろいろな制限を加えた結果もあるかもしれないが、今年度(29年度)に関しては上がってきている。しかし、あまりにも人を雇いすぎると人件費が膨らむので駆け引きもあるが、市民か望む急性期医療を専門とする病院であり続けるためには、またお金がかかる、赤字が出るとも思うが、市民の負担にならないように採算も考えながら今後も経営していきたい。」

紛失した医薬品 約1億400万円は決算には反映されず

治療に実際使用されず紛失した医薬品費用は決算書の医業費用の中に通常通りに含まれている。

但し書として

6 重要な後発事象に関する注記 (1)市立病院薬剤師による医薬品横領事件   平成29年4月に市立病院薬剤師による医薬品盗難事件が発覚した。現時点での被害金額が確定していないため、今後の状況に応じて平成29年度以降の決算てせ反映させることになる。

ど記載があるだけである。決算審議では「特別損失」として28年度決算に計上すべきだという意見が出ていた。私もそう思う。

28年度の病院決算は

一般会計からの繰入金は9億4145万6000円

経常損失は10億4559万9418円(―紛失した医薬品費 約1億400万円はこの中に含まれていない)

所感

  • 9/4の本会議での答弁では「茅ヶ崎市でそのような調査特別委員会を設置することは今後の公判の状況も踏まえて判断したい。」としていたが、不起訴となったことから調査委員会を作る必要に迫られて設置することとなり、設置することになって良かったが、本来ならばもっと早く、事件発生直後から設置すべきだった。
  • 夜光副市長の「検察や裁判所の動きとは別に元職員に対して市の損害額を賠償請求するために医薬品の調査を行う。」の部分は大変気になる。紛失した事は事実だけれどすべてを元職員が横領したと最初から決めつけるのではなく、何度も議会で発言したが、あらゆる可能性を調査すべきである。
  • 28年度のような決算状況(市からの繰入金は約9.4億円。赤字は約10.4億円。繰入金がなかったら、赤字は1年間で約20億円+特別損失1.4億円=21.4億円)が続くとすれば恐ろしい事である。
  • 次回、本当に仙賀院長の答弁通りだったのか?疑問があるので、この10年間の茅ヶ崎市立病院事業会計について年次グラフにして分析して検証したい。

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