柳島スポーツ公園の開園に合わせた有料化は不適正だが議会では可決された

相模川河畔陸上競技場の有料化が可決が可決された

9/29 市議会最終日、議案第86号 茅ヶ崎市都市公園条例及び茅ヶ崎市体育施設条例の一部を改正する条例は、継続審議をすることが1票の差で否決され、その後、採決により可決された。

松島は反対した。反対3(中野、沼上、松島)、賛成24で賛成多数で可決となった。大変残念。

 

本案は、柳島スポーツ公園の設置に伴い、同公園の管理に対し必要な事項を定め、柳島しおさい公園の駐車場を有料化し、及び相模川河畔スポーツ公園陸上競技場につき、個人利用を開始するための提案であるとのことであるが、

要するに、来年4月から柳島スポーツ公園が開園するにあたって、近隣にある無料の施設へ利用者が流出するのを防止し、新設の柳島スポーツ公園に利用者が集中するための条例

とも言えます。

相模川河畔スポーツ陸上競技場は今までも個人利用されていますが、

老朽化しており、公式の陸上競技場ではない

にもかかわらず、

柳島スポーツ公園の利用料金とほぼ同額に個人利用の有料化とともに専用利用料金が最大で今までの3倍以上の大幅な値上げとなります。

本日、配布された資料では※で高校生以下無料とありますが、中学高校の部活の先生やコーチの利用料金はかかることとなります。

受益者負担の適正化と審議中のご答弁がありましたが、新設の柳島スポーツ公園と比べると相模川河畔スポーツ公園陸上競技場は

差が歴然であり、整備されていません。トイレは、現在でも汲み取り式トイレです。

20年以上前、このスポーツ公園を利用した時に子ども達が怖がってトイレに行けずに困ったことを思い出しましたが、いまだに水洗トイレになっていません。トイレなどの整備を新たにする予定もなく、
整備もされていないのに新設する柳島スポーツ公園と同じ料金は適正でしょうか?

また、そもそも、相模川河畔スポーツ陸上競技場の

土地は国有地であり、借地料金は払っておらず、

道路の延伸拡幅のために国に返す➡陸上競技場が無くなる➡新たなスポーツ公園建設が必要➡柳島スポーツ公園を建設することとした。という経緯があります。

相模川河畔スポーツ陸上競技場は、あくまでも暫定利用なのになぜ条例化するのか?

この質問についての常任委員会での市の答弁は、「柳島スポーツ公園が完成するとスポーツ公園の役割は終わる。しかし、柳島スポーツ公園への完全移行は難しい。暫定的に継続して使って行きたい。一般の利用者も使えるようにしたい。一般の方にも開放していきたい。」との苦しい回答でした。
(暫定的に継続して????日本語がおかしい!!)
(今でも解放されている)
近くの中学生が練習したり、今でも個人で自由に使える場所。9/5の17時過ぎに現地へ行った。ちらほら練習している人が見えた。

お話しを伺った。
•盲人マラソンの伴走をしている。ここで一緒に練習している。
•本格的な陸上競技場だと敷居が高いが、ここはのんびり練習ができる。
•中学生が部活で練習をしている。

申し上げているように相模川河畔スポーツ公園陸上競技場は、正式な記録が取れる陸上競技場ではなく、

柳島スポーツ公園の開園に合わせたほぼ同額の料金設定には反対した。

また、この条例改正には柳島スポーツ公園の利用料金についても明記されていますが、9月末までに柳島スポーツ公園の運営事業者から運営計画と維持管理計画が提出される予定と発表がありましたが、まだ提出されていない状況での条例改正であることも反対理由の一つです。

また、細かいところでは、
柳島スポーツ公園駐車場の大型車の駐車料金は60分までごとに1000円となっており、例えば、スポーツ大会などで朝8時から夕方6時まで駐車したとすると、大型車の駐車料金は1台で1万円となる。価格では約2億8千万円安かったにもかかわらず、総合評価で落とされた企業の提案書では大型車は1時間500円。1日料金2000円となっていました。この条例改正では大型車の1日料金の設定がなく高すぎると思います。

さらに、

この条例改正では全体として運営企業の裁量権が大きいことも問題です。

<運営企業の裁量権の例>
•専用利用で管理上支障があると認められるときは承認しない。
•専用利用では管理上必要な条件を付けることができる。
•違反した時には専用利用承認の取り消しができる。
•特別の理由がある時には利用料金の一部または全部を免除できる。
•管理のために立ち入りを要求した時には利用者は拒むことができない。
•専用利用者は、企業が指定する日までに(中略)打ち合わせをしなくてはならない。(施行規則)

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