昨日は平成27年度第2回定例会最終日でした。
前期の最終市議会で討論が長すぎるということで動議をかけられて、討論のすべてができないことがあったのでもっとも言いたいこと4つに限定して討論しました。傍聴してくださった方からは、「もう少し発言しても良かったと思いますよ。」という励ましのコメントをいただきました。ありがとうございます。また、次回頑張ります。以下、昨日の討論の全文です。
平成27年第2回茅ヶ崎市議会定例会において討論いたします。
議案第49号平成27年度茅ヶ崎市一般会計補正予算第2号については幸町及び共恵地内における自転車駐車場整備や児童生徒の安全対策のための歩道拡幅事業、甘沼地内の借地公園整備事業など評価できる事業はありますが、保健所政令市へ移行することについては反対で27年度予算にも反対していますので、保健所開設準備事務に係る人件費として県へ派遣している職員9名を含めた11人分の人件費6448万8千円について民生費での計上から衛生費へ入れ替えることについては賛成することができませんので、議案第49号平成27年度茅ヶ崎市一般会計補正予算第2号については反対します。保健所準備のための人件費は、ほぼ子どもの医療費補助1学年分近い金額になります。保健所政令市へ移行するよりも市民要望の高い施策へあてるべきだということも申し添えておきます。
議案第53号 茅ヶ崎市青少年会館条例の一部を改正する条例については、海岸青少年会館を駐車場に仮移転するための条例改正ですが、海岸青少年会館・福祉会館複合施設再整備基本計画に基づいています。
平成21年に作成された計画では、海岸青少年会館を壊して、その場所にテニスコートを作り、現在の中海岸テニスコートの場所に青少年会館と福祉会館の複合施設を建てることとなっています。テニスコートの移転費は平成21年の試算で約1億5000万円です。平成23年に基本計画改定版を作成されていますが、平成25年には高砂コミュニティーセンターが新たに開設されるなど状況も変化し市民要望も変化しています。茅ヶ崎市公共施設白書では海岸青少年会館の施設稼働率は約23%~60%、同じ中海岸にある高砂コミュニティーセンターの稼働率は約20~50%です。駐車場の場所に海岸青少年会館の仮設施設を建てることには反対しますので、議案第53号 茅ヶ崎市青少年会館条例の一部を改正する条例については、反対します。
議案第57号茅ヶ崎市小児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例については、賛成いたします。この条例改正によって今までは小学校2年生までだった小児医療費補助がやっと小学校3年生までとなります。しかし、近隣市と比べると開きがあります。子どもたちが健やかに育つことを保障するのは自治体の最もやらなくてはならないことです。保健所政令市を目指すよりもこのような市民により身近で要望の多い施策から充実させるべきです。両隣の藤沢市と平塚市では小児医療費助成は小学校6年生までとなっています。今後も近隣市並みにまで補助年齢を引き上げることを要望して賛成いたします。
議案第67号平成27年度茅ヶ崎市一般会計補正予算第3号については、要望を付けて賛成いたします。広域連携推進経費767万4千円は国の委託事業として茅ケ崎市・寒川町での保健医療や福祉などの連携施策の可能性や実現性の調査研究をコンサルタントに依頼して実施する事業です。事業費の全額が広域連携推進受託事業収入としての歳入で実施する事業です。事業概要を見ると保健所政令市への移行を前提とした調査になっています。子どもを産み育てやすく、子育て層が住みやすいまち、高齢者が生きがいを持って活躍でき、健やかな生活を営み、住み続けるまちであるためには市の財政がしっかりしていることが大前提です。この調査の成果物として調査報告書が作成されますが、寒川町と広域連携して取り組むべき内容の報告と共にその長期的な事業費、現状との比較についても調査報告されることを要望して賛成いたします。その他の議案については賛成いたします。
また、副市長のは人事案件が出ました。副市長は2名なので2案件が議案として出ました。企画部長だった山崎氏と保健福祉部長の夜光氏です。松島みき子は、夜光氏には賛成。山崎氏には反対しました。反対したのは松島みき子だけだったため、夜光氏は全会一致で可決。山崎氏は賛成多数で可決されお二人が新しい副市長になられました。