新年を迎えて

2017年 平成29年の始まりです。役所は3月が年度末ですので3月までは平成28年度ということになりますが・・・。

新年のご挨拶は公職選挙法で禁止されていますので、年賀状は出せないためいただく枚数は年々減っています。年賀状をお出ししていないのにいただくので申し訳なさでいっぱいになりますが、やっぱりうれしい。ありがとうございます。

大きい茅ヶ崎市役所

新庁舎が使われ始めたのは昨年の1月ですから、供用開始からちょうど1年となりました。新年になって新たな気持ちであらためて茅ヶ崎市役所を眺めるとその大きさに驚きます。旧庁舎が解体されていないので新、旧、分庁舎が建っています。「この建物はなに?」と、知らない人だったら質問し、こんな巨大な市役所がある事に驚くでしょう。

そんな巨大な市役所に入っていくのは、市民の皆様に申し訳ない、恥ずかしい気持ちに私は新年、あらためてなりました。新庁舎の議員控室は陽当たりが良く、庁内や周辺を見下ろすことができます。マンションの上階に住んでいるとこんな感じかと想像し少しわびしさを感じ、市役所が多くの市民の皆様の署名にもかかわらず建て替えになった悔しさと無念を再び思い返しながらの仕事始めとなりました。

市役所だけが大きくて立派では困る

現状で、茅ヶ崎市内の事業所の中で最も延べ床面積と敷地が大きいのは茅ヶ崎市役所ではないかと思います。

それでは困ります。

市役所は市内の事業所を応援しなくてはなりません。日本の物づくりを応援する、良いものを作っているけれど財政面等が厳しい小さい事業所を応援する、それは日本の課題でもあり茅ヶ崎市の課題てす。

素通りされつつある気がして

毎年、134号線の沿道から観戦する箱根駅伝ですが、今年は風邪をひいてしまい、2日間とも自宅のTVでゆっくり観ました。3.11以降、「白砂青松の湘南海岸が見えてきました!茅ヶ崎市に入ります。」というアナウンスは聞かれなくなりました。箱根駅伝は茅ヶ崎市の強力なアピールになっていました。しかも無料で。  以前は、箱根駅伝の選手たちが茅ヶ崎市へ入ってくる時のアナウンスや上空からの映像を観ると茅ヶ崎市に住んでいる事を誇らしく思う気持ちにほんのりとなりました。しかし、何となく変わってきたと感じます。そんな感じがするのは私だけでしょうか。

今年は、茅ヶ崎ゴルフ場が見える浜須賀上空映像は数秒映っただけでした。

ミズノは箱根駅伝のスポンサー企業です。現在建設中の柳島スポーツ公園の20年間の運営を含む総合入札で最も安い価格で応募し、運営提案には箱根駅伝を盛り上げるイベントを通してスポーツ公園(茅ヶ崎市)をアピールする企画もありました。しかし、茅ヶ崎市は約3億円高いにもかかわらず、地元企業グループを落札者とし、選考会議の議事録は未公開です。新庁舎建設も同じく約3億円高かったにもかかわらずこの同じ地元事業者で建設されました。信頼のためには議事録公開などが必要でした。

明るいニュース、良い風をとらえる1年としたい

2020年江の島でオリンピックヨット競技が開催されます。今年はハード整備などがさらに動くでしょう。以前にも書きましたが、県のなぎさ事務所(茅ヶ崎市汐見台)を活用していただきたいと思います。江の島に約1000艘あるヨットの移動先が議論されていますが、障害のある方でも安全に乗れるアクセスディンギー置き場を汐見台に持ってきていただきたいと思っています。駐車場も広く、建物もありますので最適ではないかと思います。湘南ガール、湘南ボーイと言われる湘南海岸がある茅ヶ崎市。セーリングの拠点にもなればと思います。セーリングは子どもから高齢者まで障害があってもできます。目の見えない方のブラインドセーリングもあります。風をほほで感じてヨットを走らせることができます。茅ヶ崎市にとって明るいニュース、良い風をとらえられる1年にしたいと思います。