小児医療費助成が県下最低の茅ヶ崎市

茅ヶ崎市の財政状況は2700万円/年、継続的に払えない

2700万円というのは小児医療費の自己負担分500円/1回の茅ヶ崎市民全体の1年間の合計額。

茅ヶ崎市は現在は、小児医療費助成は県下で最低。今まで、「財政状況からこれ以上助成はできない。市町村によって助成が異なるのはおかしい、国として助成するように求めていく。」等と議会で答弁していたが、県内で最下位である事からか6月議会に小学校6年生までの助成をする議案を提出している。昨日は環境構成常任委員会で私の担当だった。

現在は小児医療費助成は小学校3年生まで

中学校3年生まで助成の対象としている市町村も多く、茅ヶ崎市の小学校3年生までというのは県内最低。

茅ヶ崎市では自己負担1回500円が必要

小学校3年生までは今までと同様に自己負担はないが、今回新たに対象となる小学校4年生から6年生までは自己負担が必要となり、自己負担額は1回500円。(それ以下の場合は実費のみ)

  • 1回500円なので、例えば皮膚科と耳鼻科に行くとすると、それぞれ500円で合計1000円。
  • 朝行って、夕方心配だから再度行くと2回となり1000円。
  • もう一回来てくださいと言われて例えば月曜日と水曜日に行くと2回なので1000円。
  • 診察代金自己負担として500円払えば薬代は無料だか、塗り薬の容器代などは自己負担。

政治の役割は所得の再分配でもある

子どもの貧困が社会問題となっている。500円は大きいと思う。政治の役割の一つとして富の再分配がある。公共施設を税金で建てても使用しない人にとっては無駄遣いとなるが、子どもの医療費助成はいま最もやらなくてはならない事だと思う。

昨日の答弁を聞いていて腹立たしくなった。

1回500円の自己負担をなくしたら1年間で2700万円歳出が増える。継続的な運営を考えると財政上500円の自己負担は必要とのことだった。

今年度もホノルルへは行くのだろうか?

  • 今年3月には服部市長は88歳の長寿お祝い金(市合計額450万円)を廃止してホノルルフェスティバルとホノルルで開催される長岡市花火大会のためホノルルへ既に行った。http://mikikomatsushima.org/?p=1521
  • この4月から保健所政令市移行(県の保健所を市がやりたいと申し出て市が運営することになった)による市の持ち出しは約3億4400万円/年。しかし、5年後からは県の補助がなくなるとさらに1億2千万円以上かかる
  • ホノルル市交流事業費として29年度は約980万円予算化している。

それでも一歩前進なので賛成した

小児医療費の助成年齢の拡大の議案には賛成したが、今後、他の税金の使い方を追求していきます。こんな状況でホノルルへ税金で行くのはいかがなものか。政治姿勢を問いたいと思う。ホノルルとはネット会議もできる。すでに小学生の交流はネットで行っている。わざわざ行く必要があるのか追求が必要です。

「小児医療費助成が県下最低の茅ヶ崎市」への4件の返信

松島さんの仰るように再配分がおかしいと思います。
ハワイに毎年行く必要があるとは思えない。
血税を有意義に使って欲しい。
頑張って下さい。

身丈にあった財政運営は欠かせません。
茅ヶ崎市は、隣の藤沢市や寒川町のような歳入財源が乏しいので仕方がないのでしょう。
市財政全体を見てどこに財源を配分するかという問題ですね。
あちらが立てばこちらが立たない。これどうう配分するかが問われるところです。
確かに子育ての対する支援は必要ですが、受益者負担や所得に応じた負担も考えなければならないのではないのでしょうか。

今度、飲みながらお話ししたいですね。
江の島ジュニア OBの父親です。

手塚治彦さま
コメント、ありがとうございます。ジュニアは懐かしいです。江の島もオリンピックに向けていろいろ動いていますね。今度、江の島ででも再会したいです。

受益者負担や所得に応じた負担も大切ですね。今回の一律500円は低所得者層には厳しいと思います。

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