事業費欄が無い事業報告書

本日から6月議会が始まります。

毎年この時期に茅ヶ崎市土地開発公社と茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団の報告があります。昨年、「20万円のケータリングはどなたがお召し上がりになるのか?」で問題としました。

今年の報告書・・・予算書などで確認しましたが事業費がわからず調べたら、報告書そのものに事業費の欄が無いことがわかりました。

 

これが6月議会に提出された報告書です。事業費の項目が無く、どうやってチェックしろというのか?!!

本日12時までが資料請求の期限なので、朝一番に資料請求します。昨年は、「20万円のケータリングはどなたがお召し上がりになるのか?」関連で、

、27年度事業報告書では「冬休み 山田うんダンスワークショップ」の決算内訳

を資料請求しましたが、今年はすべての事業費と内訳について資料請求します。

自治体間の格差が開く時代の茅ヶ崎市政に喝!!

研修報告「政策科学基礎講座」第Ⅱ期 第1回 「地方自治と政治離れの本質」

=民主主義と政治再生に何が必要か=

報告者   松島 幹子

日時 2017年5月19日(金) 13時半~16時半

会場 図書館総合研究所

講師 北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院 教授 宮脇 淳 先生

 

  • 1970年~80年初頭ごろまで衆議院選挙の投票率は70%前後だったがどんどん低下して平成26年では55%を割り込んでいる。他の都議選、県議選も同様に1980年代後半から下がっている。
  • 1980年代後半は中曽根内閣で民間化、民営化が行われはじめマーケットに対する政治の位置づけの低下が起こった。これによるパワーシフトの影響が大きいのではないか。
  • また、1990年代後半から大衆情報化社会となり、今までの大量生産、流通、消費社会から大きなパワーシフトが起こったが、この大きな流れの中で政治家が対応できておらず、投票率の低下に表れているのではないか。
  • 国土計画局が出している資料によると将来の日本に対する3つの不安として➊人口減少の進行❷急速な少子高齢化❸国と地方の長期債務があり、労働力、投資余力の減少等を踏まえ、国土の将来の課題に対応することが必要としている。現に、❶無投票当選の拡大❷高知県大川村議会廃止、町村総会導入の検討など実際に起こってきているが、将来人口(2100年)は、現在の人口の1/3になる事を考えると現在のままの議会のあり方を存続することは無理。
  • 市場と政治の緊張関係は現在では市場の方が圧倒的に強い。
  • ❶民主主義とは何か①熟議民主主義と代表民主主義、半代表制では、半代表制の部分が拡大している。そのため住民監査請求などの対象が増えている。②多数決③ポピュリズム(衆愚民民主主義)とはなにか?・・・出会いがしら政策(すぐに失敗する)の活発化、私的問題の公共化ではないか。
  • 地方自治とはなにか?
  1. 近接性の原則・・・「個人でできることは個人で、家族でできることは家族で、コミュニティーでできることはコミュニティーで、コミュニティーでもできないことを自治体で」であるが、家族、コミュニティーがなかなか難しい今はすぐに自治体に問題が持ち込まれる状況になっている。
  2. 補完性の原則・・・・市町村でできないことは県へ、県でもできないことは国へ
  • 政治的参加とはなにか・・・デモも住民運動も減っているが、参加できるツールは増えている。
  • 働きかけの対象は行政だけではなく、新たな公的機能をになうNPO、官民連携などの働きかけを行うことは政治参加へと繋がっている。以前は100%官だったものが、現在では民営化、外部委託、指定管理者制度などがある。
  • 投票率低下の要因・・・住民の民度の低下などというのは失礼な話で、関心を相対的に低下させる問題がある。その問題に対応していかなければ脱政治の流れは止められない。民主主義を進化させる要因を作っていかなくてはならない。

 

<所感>

いただいた資料の中の「増分主義の利害調整」と「減分主義の利害調整」はとてもわかりやすかった。「増分主義の利害調整」の今までの政治は予算も配分も右肩上がりで増える分の配分を決定していた。そんな中では政治的利害調整が中心だった。しかし、現在の「減分主義の利害調整」では減らす決定をしなくてはならず、経営概念が重要になり、限られた資源をいかに有効に活用するか経済的合理性が重要で、持続可能な自治体運営が最も重要な責任となる。

今まで、右肩上がりの時代は首長がやりたいことを議員は邪魔せずに、反対せずに・・・議会では反対せずにいればよい時代だったのではないだろうか。私が議員になった時にある人に言われたことを思い出した。「議会では目立ってはいけない。何もやらないのが一番良い。反対なんかしちゃだめだ。そんなことしたら役職になんかなれない。損するだけだ。」しかし、それらを私はことごとく破った来た。

「なぜ、この議案に反対しないのか?」・・・「増分主義の利害調整」から「減分主義の利害調整」へとパワーシフトしなくてはならないのにパワーシフトしてないのではないかと思った。

行政も議員も右肩下がりの時代へとっくにパワーシフトしなくてはならなかった。とくに2008年9月に起こったリーマンショック以降は、重要だった。右肩下がりの時代に対応している自治体としてない自治体の自治体間格差は既に開いている。茅ヶ崎市は対応せずに、新庁舎建設、保健所政令市へ進んだ。

某市の議員の話「財政調整基金は既に標準財政規模の20%を超えたので現在は標準財政規模の25パーセント、100億円を保有することを目指している。しかし、なぜ保有するのかの理由の説明責任を果たす事が求められていて難しい。」という発言があり、驚いた。この自治体は、市民も財政白書を出している市民活動が活発な自治体だと認識している。

茅ヶ崎市は、底を尽きつつある財政調整基金の状況。茅ヶ崎市の財政調整基金は27年度末では約43億円。28年度予算では約13億円の取り崩しなので28年度末の残高は約30億円。(今年の9月の決算で額が確定する。)29年度の取り崩し予算額は12億円なので、29年度末の残高は約18億円となり、昨年12月議会で服部市長がいざという時のために市民1人当たり1万円、合計で24億円は最低減確保したいという額を29年度末には下回る予定。標準財政規模は約400億円なので確保が望ましいとされる10%の額は約40億円。持続可能な自治体運営が最大の責任。これでは責任を果たしているとは言えない。大型公共工事が止まらない。建物を建てるとランニングコストがかかる。国土計画局が出している「国と地方の長期債務があり、労働力、投資余力の減少等を踏まえ、国土の将来の課題に対応することが必要」へ早く対応しなくては将来的に大変な事態になると思う。日本人は今までは、家を建てるとそこにとどまり、あまり移動しなかった。しかし、これから先は自治体間格差が激しくなれば人は簡単に移動するであろう。特に、人口減少で家は簡単に手に入る時代となるであろうからなおさらである。財力が自治体になければサービスを提供することはできない。現在のサービスの提供もできなくなるであろう。

政治の影響力の低下では、指定管理者問題が挙げられると思う。指定管理者制度をやめて直営に戻す自治体が増えている。指定管理者制度では議会が直接関与できるのは、指定管理者を指定するときだけ。その他は年一回の経営状況報告などで報告されるのみである。たとえば、市民文化会館の主催事業について等は税金が多く投入されているが、その税金の使い方などの中身についてまで追求ができない。問題があると思う。議会の力はそういう意味では弱まっていると感じる。制度について議論する必要があると思う。

 

議長選についてお問い合わせいただきありがとうございます。

議長選には出た(出る)のですか?

はい。出ました。

今年から議長選挙前に所信表明演説をすることになりました。このことが連休中に新聞報道され、「出るべきた。」と数人の方々からご連絡をいただきました。お声をいただいた以上、ご期待に応えるのが私の仕事だと思いましたので、議長選挙に出ました。出ることで皆様から頂いた負託の責任を果たす事に少しでもなればと思いました。

その日、突然に立候補表明をし演説しました。

選挙当日まで、毎回、相当な動きがあります。会派ごとに交渉したり等々、いろいろな場所で話しあいをします。

臨時議会1日目に今までの議長が辞任表明をしてそれが認められてから、立候補者は所信表明演説の申し出を30分以内にし、その後、すぐに本会議が始まり所信表明演説となりました。

私は会派に入っていませんが、1票がカギになることもあります。

様々なことを考えて今回は、突然の立候補表明としました。

当日の映像は市のHPにあります。岩田さん、議長になった白川さん、松島の3名が所信表明演説をしました。

変わらないスタンスで初心を忘れず頑張ります!!

議長選挙が新聞報道される前と選挙後、報道されてからと多くの方にお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

「松島みき子の政治スタンスは、変わってしまったのか!?!」とご心配いただいたメールもいただきました。ご関心を持っていただきありがとうございます。

思いをお伝えしたところ「爽やかだ。」「頑張って!!」等とご評価いただきました。

新たな2年が始まりました。初心を忘れず、今後も頑張ります。

松島みき子、市議会議長選挙に立候補しました!!

立候補にあたり、所信表明を致しました。立候補制度は今回から初めての導入でした。次の3点についてアピールしました。

1     地方議会改革が課題として取り上げられている背景には市民感覚と議会や行政執行部との感覚のズレが顕著になってきている事があると言われています。ズレを解消するため全力を尽くしたい。

茅ヶ崎はいい加減、良い加減で住み良いまち

茅ヶ崎は温暖で他から来た人も受け入れてフレンドリーな良いまちです。そして、良い加減であるけれども、しかし、それが良い所でもあり、災いのもとにもなると最近感じるようになりました。

「あまあま、良いじゃあないの。」とあまり細かいことには気にせずいろいろなことを受けいれる、しかし、それが長年続いてきたために全国的には財政調整基金が増えづけているため地方交付税改革を国がやろうとしている今。茅ヶ崎市では地方交付税交付団体であるにもかかわらず、財政調整基金が減少し底を尽きかけているのに大型公共施設の新設が進められています。

市民感覚と行政執行部、議会の感覚のずれは大きいと感じています。議長になれば、情報も議員よりもより多く入り、やれることはより多くあります。議長になり、議員の皆様と共に市民感覚と行政執行、議会の感覚のずれを少しでも解消するように頑張りたいと思います。

2     会派に属さない議員が議長になることの意義は大きい。民主主義とは単なる多数決ではない。少数意見の尊重は民主主義の大前提である。

今回から、議会改革としてはしめての議長、副議長が立候補制となりました。いままでも選挙ではありましたが、議長、副議長選挙結果の理由が、市民にはわかりにくかったと思います。また、会派に入っていなければ、議長、副議長、各委員会の委員長、副委員長等になることはほとんど不可能でしたし、私が議員になってから現在4期目ですが、会派に入っていない議員が議長、副議長、常任委員会の委員長、副委員長などの役職になった事例は一度もありませんでした。

議会における民主主義とは何でしょうか。多数決ですべてを決めることが民主主義ではないと思います。少数意見も大切にし、少数意見もきちんと聞いてお互いに折り合える接点を探っていく、最終的には多数決になろうとも少数意見を尊重し少しでも反映させる努力をすることが民主主義の基本であるはずです。より民主的な議会運営に尽くしたいと思います。

地方議会改革が叫ばれる中、民主主義の基本に立ち返り、少数意見を尊重する議長として会派に属さない議員である私、松島みき子を議長として茅ヶ崎市議会が選出すれば、議会改革のもっとも大きなアピールとなり、全国へ発信することができます。

3     2020年東京オリンピックに向けて茅ヶ崎市民にとって利益がある事に尽力したい。

ご承知のように2020年の東京オリンピックは茅ヶ崎からすぐ近くの江の島ヨットハーバーがセーリング競技会場になることが決定しています。私の趣味の一つはセーリングです。議員になる以前から江の島ヨットハーバーを利用しており、今でも利用者の一人であります。1998年開催の神奈川ゆめ国体のセーリング競技では競技役員を務めました。昨年は逗子沖をスタート し、 烏帽子岩を時計回りに回る若大将カップ、加山雄三さんが大会委員長であるクルーザーヨットレースにエントリーし、残念ながら荒天のためレースは中止となりましたが、黒岩知事、副知事とパーティ会場で談笑することができました。2020年の東京オリンピックが江の島で行われることは茅ヶ崎市にとってビッグチャンスであります。議長になれば、対外的なチャンスも大きく増えますので、茅ヶ崎市民にとってセーリングが身近になるように尽力したいと思います。

 結果は完敗でしたが意義は大きいと思います。

傍聴の方がぽつぽついらして、真剣に聞いていてくださったので、グッときました。ありがとうございました。また、初の立候補制であることが新聞報道されたことで、「立候補すべき。」とメールや電話をしてくださり、励ましてくださった皆様、ありがとうございました。

 

平成29年度第1回市町村議会議員特別セミナー 研修報告

  • 日時 2017年4月13日~14日
  • 場所 JIAM(全国市町村国際文化研修所)
  • テーマ 1「大震災を乗り越え、未来を築く」
  • テーマ2「世界情勢と地域経済」
  • テーマ3「デジタルでメディアはどう変わったのか~地域振興と情報発信」
  • テーマ4『市町村議会の活性化に向けて」

研修を終えて

福島県南相馬市の桜井勝延市長の講演には心を打たれた。涙が止まらなった。農業を志し宮沢賢治の後輩にあたり、農業をされていたが頼まれて市議になり市長になられた方だ。南相馬市は脱原発宣言をしている。3.11当時の事では報道されていない事が多いことも改めて知った。非常事態では議員も執行部もない。議論する暇はない。執行部に協力していただきたいという言葉、また、心身の健康のために毎朝1時間走っていること、南相馬市の原発関連死は479名。3か月で250人亡くなった。病院も避難したたので特養や病院に入所している方は自分で入院先を探さなくてはならず、過酷だったことも聞いた。強制避難で命を絶えさせられた方が多かったそうである。

原発を稼働させなくても生きていける。命が大切なのか、お金が大切か?原発はなくても生きていける。官僚に現場を知らせることが私の仕事。国に頼っているだけでは何にもならない。国の職員は素晴らしい。でも現場を知らない。

養豚の豚が餌がなくなり人が避難して共食いをする。牛は餓死する。牛は餌がなくなり、それでも生きのびようと柱までかじっていた。そんな牛を殺してきた。悔しさが私のバネになっている。地域がなくなる。

住民を勇気づけるのが議員であり首長。非常事態では首長に協力してすべての住民のために動くべき。すべての市民を元気に、子どもたちに希望を与える。気持ちを前に持ち続けるのは容易なことではないが、乗り越えられるのではないかと思っている。限界集落などといわれることなく地域を盛り立てて頑張ってほしい。・・・・・講演には心を打たれた。直接お会いすること、お聞きすることができ幸運でした。

「世界情勢と地域経済」では、株に係ることで世界経済、日本の経済状況、地域経済がよくわかることを知った。株価は政治に大変左右される。地域経済も市政も影響を受ける。グローバル化している現在は株価をきちんと見ながら市政運営のかじ取りをすることは重要だと分かった。株価の動向には注意を払わなくてはならない事を気づかされ、大変勉強になった。

「デジタルでメディアはどう変わったのか~地域振興と情報発信」では、2003年からインターネットメディアが急激に伸びている。それと共に新聞や雑誌などが少しずつ衰退しているのがデータでよくわかった。TVはGDPのグラフとリンクしている。議会報告などの発信の工夫が必要であることがよくわかった。また、ソーシャルメディアでの失敗例など具体的でわかりやすかった。情報発信方法の工夫、変化が必要であることがよくわかった。

『市町村議会の活性化に向けて」は、政治家による『口利き」はしてはならないという話と武蔵野市で計画行政を市民参加で進めてきたことに係って来られた話で始終した。森友学園問題等が大問題となっているからこの話題だったのか、がっかりした。今まで私には「口利き」以来はほとんどない。2~3回はあったがすべてお断りしている。「口利きは駄目」を始終聞かされたのは疲れた。また、計画行政で様々なことができた時代は良かったが、現在はすべての事を計画行政でできる時代ではない。あれか、これか、どちらかを選択しなくてはならない時代であり、あまり参考にならなかった。質問時間も全くなかった。地方分権推進委員会委員だったとのことなので質問もしたかったが、大変残念であった。

武蔵野市は聞くところによると全国で唯一自治会のない市だと聞いた。自治会の加入率が下がっていることが茅ヶ崎市でも問題になっている。自治会に入って高齢者なので当番が回ってきてもできないので入らない方、自治会は上意下達のようで行事の度に「あれやれこれやれ」と言われてやらなくてはならないのはおかしい自分たちの事は自分たちで行い、自分たちでBBQ等を決定してやるから自治会はもういいよ・・・・等、加入されない方が増えている。一方、行政にとっては自治会を通して様々な事が実施できるので自治会は頼りになる存在でもあるが、自治会のあり方は検討する時期に来ているのかもしれない、その事について質問したかったが出来なかったのは大変残念であった。講演の時間は守っていただき質問時間をとっていただきたかった。

指定管理者制度のあり方~公共性の観点からの検証~

日本弁護士連合会主催・公益財団法人日弁連法務研究財団共催セミナー 研修報告

日時 2017年4月18日(火)13時~17時 場所 便籠氏会館クレオA

指定管理者制度を導入した図書館にはひずみが凝縮している?!

指定管理者制度は間違って使用すると良くない方向へ行ってしまう。図書館を例にとって講演があった。

図書館とは何か?

図書館とは知的技術支援の場・・・様々な人が利用しているが、その個々人を知的に支援する場である。知のナビゲーター(司書)がいてナビゲートしてくれる場である。➡知の拠点である。そうであれば長期視点が必要で、指定管理者では難しい。指定管理者を導入した図書館に於いて、郷土の資料がないがしろにされた事態が起こった。郷土の歴史、文化を大切にする図書館であってほしい。

一方、図書館を賑わい空間にしようとする視点がある。➡財政論で考えると、賑わい空間を作るために大金(税金) を投入して良いのか?疑問である。

様々な図書館と一般行政との連携はできる!!

図書館には県立図書館、市立図書館の他にも学校図書館、大学図書館、専門図書館(例えば市政専門図書館)がある。指定管理者での運営ではネットワーク形成は難しい。

地域の書店は大切・・・書店はまちの文化のバロメーター

何とか書店には頑張ってもらいたい。(私もそう思う)書店との連携は大切。書店は地域にとって読書環境形成に大切な存在である。図書館を直営でやっていれば。地域の書店から本を購入することができる。

地域の書店から図書館への蔵書について提案をしてもらい、図書館司書と会議をして書店から本を購入する。書店、図書館、双方にとって貴重な会議である。

図書館では様々なことができる

  • 歯についての本を読んで、歯磨き指導をする。
  • 放課後児童クラブを図書館でやる。
  • 認知症の支援

図書館ではそれについての本、それについての専門家、市の担当など様々な組み合わせで様々なことができる。もっとアイデアを出して活用すべき。直営であれば様々なことができる。

指定管理者制度の運用における問題点~全国の事例から

公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果によると指定管理者の取り消しは全国で出ている。施設の統廃合が最も多いが、直営へした事例は約4割近くある。理由としては、

  • 「費用対効果・サービス水準の検証の結果」
  • 「子ども子育てサービス拡充のため」等が多い。

一方。指定管理者側からの意見は、

  • 一般管理費を含むフルコスト計算を
  • 一定額の利益、繰越金(あるいは積立金)を認め、「精算」項目は廃止すること
  • 指定管理者制度の主旨に相応しい科目の創設を(委託料ではなく)
  • 収益をあげても次回更新時には指定管理料を減らされる心配がある。
  • 自治体職員の意識が薄れている。(ソースアウトした)仕事の中身が把握できていない。外から数字だけ見ていてわからない。一番の問題は、行政側に公共施設をどう使いたいかビジョンがない事。自治体自身が施設の設置使命を明確にすることが大切。

保障行政とは何か

  1. 遂行責任  これまで行政は自身の手で事務事業を遂行してきた。
  2. 保障責任  行政の自身の手で遂行しない代わりに指定管理者制度によって民間事業者の遂 行責任を保障しなくてはならない➡民間事業者が遂行責任を果たしているのか、指示・監視を及ぼさなくてはならない。自身の手で遂行するよりも難しいことがありうる。

指定管理者と行政との対話の機会は必要

静岡県では実施している。事業者と行政では会計決算など違いが多く、対話で溝を埋めていくことは必要不可欠。とくに事故が起こらないように安全管理の専門家が施設の状況を実地確認したり、施設の設置者として確認しなくてはならない。また、労働関係法令遵守への取りくみ状況の確認についても同様である。

研修を受けて

指定管理者制度が始まって10年以上たった。ここで立ち止まり茅ヶ崎市においても検証すべきだと思う。指定管理者制度へ移行した事によって、市民の声は反映されなくなっていないか?より効果的な運営ができているか?費用対効果はどうか?検証すべきであると思う。また、指定管理者制度基本条例案についての説明もあったが、茅ヶ崎市では指定管理者制度導入に関する基本的考え方を示しており、これと照らし合わせると今回の条例案では抜けているものも見受けられた。指定管理者制度を適用している施設について、今のままで良いのか、それとも直営に戻すべきか、検討する必要があると思う。他市の事例も参考になった。さらに調べたいと思う。

江の島ヨットハーバーのその後

江の島ヨットハーバーの運営問題、『ハーバーマスター職位の復権』を願う署名、皆様のお力でハーバーマスターは4月より本来のハーバーマスターに復権されています。ほぼ1年ぶりにハーバーマスターブログを更新されています。ハーバーマスターブログ

県セーリング連盟の方々のお力、皆様の署名のお力とともにヨットハーバーを運営している湘南なぎさパークの株主の方々のお力添えは大きかったと思います。臨時株主総会が開かれ社長交代がされたと聞いています。

以上、遅くなりましたが、ご報告でした。ひとまず良かったです。ありがとうございました。

暖かくなってきました。私もハーバーへ行きたいです。

茅ヶ崎ゴルフ場は更に3年間の運営継続へ

平成29年3月31日
茅ヶ崎市議会員 各位                      企画部長

茅ヶ崎ゴルフ場の暫定利用延長 について について
このことについて、新聞報道及び神奈川県への聞き取りにより経過が明らかなったため、次のとおりご報告させていだきます。

【経過概要】

  • 茅ヶ崎ゴルフ場については、 平成28年10月の優先交渉権者辞退後も、その利活用に関して、神奈川県と協議 を進めてまいりました  。
  • その 中で、今後の暫定利用の延長について運営会社と調整をしている旨の報告 は受 けてい ましたが 、契約締結に至ったという連絡は来ておらず、市としては3月31 日の新聞報道で知ること と なりました 。
    ※朝日 新聞3月31日 朝刊29面
  •  28日 (新聞報道 の29日付は事実誤認)の 契約締結後、神奈川県の 担当者 が新聞記者からの 電話取材を受け、その内容 が記事にな ったものです 。
  • 3月31日の報道がなされた後、 茅ヶ崎市からは、住民の関心も高い当該地の土地利用に関して暫定利用の延長は、大き な動きであり、 今後も協議を進めていく中で市に 情報提供がないことは適切でないことを神奈川県に伝えました 。神奈川県から は、 今回の対応は適切でない部分もあっため、今後は密に情報交換していく旨の 発言があ りました。

【新聞記事 の概要】

  • 平成29年4月1日~平成32年3月31日の3年間
  • ゴルフ場運営会社( 観光日本株式会社  )と の賃貸借契約
  • 本来は、年額約1億9千万のところ市への交付金相当の約 6千2百万円で契約                                                                       以上

3/31に市議会事務局より「標記の件につきまして企画経営課より本日、正副議長へ説明があり、議員の皆様に情報提供がありましたので送付いたします。」とメールで来ました。

正式にゴルフ場の運営継続が決まり、ひとまず、良かったと思います。

株主は社会を変える1つの方法

某企業の株主総会へ行ってきました。株を買うのは資産をつくる為というイメージが大きかったのですが、株主になって株主総会で意見を述べることは社会を変えることにつながると感じました。

世相を反映している質問が出ました。

労務管理をきちんとしていただきたい

昨年は、他社で新入社員が過労自殺した痛ましい事件が起こった。社会問題になった。たとえ1人でもこのような事件が起これば企業のイメージダウンは避けられず、株価に影響が出るだろう。労務管理は企業にとっては大きなリスクである。部下に任せるのではなく社長自らがきちんと把握してリスク管理をしていただきたいがいかがか?➡➊残業時間が少ないのに売上が多い等、サービス残業がないかを財務でチェックしている。➋内部監査室と広報IR室は社長直轄であり、年2回の抜き打ちチェック等、こちらでもチェックしている。➊➋をしているが今後も念には念をいれてチェックしていく。

女性の取締役が1人もいないのは企業の弱点である。改善していただきたい

現在、適任者を探している。早急に改善したい。➡来年は改善されるでしょう。改善されなければ動議が出る可能性もあると思います。

ビッグデータの活用無しでは成長できない

私たちのデータがどのように活用されているのか垣間見ることができ、茅ヶ崎市で進められている「道の駅」についてもしっかりデータに基づく需要予測がされるべきだと改めて思った。

景気の動向等が身近にわかる

4半期でみると最終4半期は収益がV字回復したとのことで業種によって差異はあっても、茅ヶ崎市の法人市民税収入もアップするのではと期待した。その業種の今後について知ることは楽しい、今後の目の付け所が変わる。コスト削減の方法は市政にも反映できることだった。

株主になって意見を言うことは世の中を変えることにつながる

株主総会には様々な方が参加していてとても面白いです。仕事で参加できない方が多いと思いますが、参加できる方は参加しましょう。茅ヶ崎市に関係のある企業の株を買うのも良いかもしれないと感じました。

浄見寺の桜を昨日見に行きましたが、まだでした。見事な枝垂桜は茅ヶ崎市内です。

 

 

 

江の島2020オリンピック、パラリンピックに向けての第3回湘南港利用者説明会

平成29年3月25日(土) 10:00~11:30の湘南港利用者説明会へ参加しました。

セーリングワールドカップについて

  • 今日初めて聞く話。オリンピックのプレプレ大会、プレ大会を江の島で開催することは聞いていたが、セーリングワールドカップを2018年~2020年まで毎年開催するのは初めて聞いた。この決定は誰がどこでしたのか?
  • オリンピック、プレプレ大会、プレ大会、3回のセーリングワールドカップを入れると全6回にもなり、負担は大きい。
  • オリンピックは国家プロジェクトだが、セーリングワールドカップは主催者である国際セーリング連盟( International Sailing Federation、略称: ISAF)、公益財団法人日本セーリング連盟( JAPAN SAILING FEDERATION 略称 JSAF)が費用を負担して実施すべきで県民の税金を使うべきではない。費用の按分をはっきりさせてほしい。
  • オリンピックの説明会で来ているのにセーリングワールドカップの説明を一緒にするのは無理がある。別々の話だ。
  • 運営艇や取材陣が使用するのはモーターボートであり、環境に悪い。どのくらいのモーターボートが使用されるのか、把握してほしい。なるべく少なくなるようにすべきではないか。

オリンピックについて

  • プレプレ大会やプレ大会時には江の島女性センター跡地で保管する船もあるが、リオデジャネイロ五輪では日本チームのコンテナから、ヨットを調整するための工具類などが丸ごと盗難される事件があった。万が一の時の補償はにどのように対応するのか?
  • もしも、セーリングワールドカップも開催されれば船の移動を5~6回もしなくてはならなくなり負担が大きい。

神奈川県オリンピック、パラリンピック担当部からの回答

  • 持ち帰って検討する。
  • 船の移動は3回で済むように調整中である。
  • 船の移動場所は抽選を予定しているが3回ごとにするか否かは夏ごろ発表する。
  • 県としてはセーリングワールドカップとオリンピックはセットで開催が必要だと考えている。

久しぶりにチョイノリしました。沖からの江の島の様子です。女性センターが完全に撤去されアスファルトで舗装された平地になっています。

湘南港の堤防を過ぎたあたりです。真ん中に突然建物ができていました。あとで確認したら海上保安庁の建物でした。以前は小さな小屋みたいな建物でしたが、大きいです。

江の島すぐ前の沖です。船を出すにはうねりも少なく良い風です。

三浦半島の方です。

134号線の方です。海岸浸食で護岸が壊れている箇所をところどころ工事をしています。

江の島全景。残念ながらこの日は富士山は見えませんでした。

もう少し離れた全景です。

見える時にはこのあたりに富士山が見えます。江の島の少し左側です。見えません。

自転車での帰り道、江の島水族館へ寄りました。年間パスポートは4000円です。

ちょうどイルカショーがあり、ショーを見て帰りました。

イルカショー、何度見ても感動します。

船の移動先

具体的な移動先のマリーナが県より示されました。

船の移動先にフィッシャリーナも入っています。茅ヶ崎漁港は、今ある船だけでスペースがなく、フィッシャリーナになるのは難しいそうです。

江の島ヨットハーバーまで茅ヶ崎から自転車で40分でした

帰り道です。烏帽子岩を入れたつもりが・・・。

サイクリング道。ゆっくりこいで40分ですので急げば20~30分ぐらいでしょう。

小型のヨットの移動先

小型ヨット(ディンギー)の移動先は、2018年、2019年は江の島女性センターの跡地と葉山港を予定。2020年のオリンピック時には女性センター跡地が使えなくなるため移動先を現在、検討中とのこと。

是非、134号線沿いにある県の施設 なぎさ事務所(汐見台庁舎)も活用していただきたいと思う。以下、以前に書いた記事の再掲載です。

 

2020年東京オリンピックをきっかけに茅ヶ崎市にもセーリングができる環境を

茅ヶ崎の汐見台にある県のなぎさギャラリーをご存知でしょうか。

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134号線沿いにあります。

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134号線入口から入ったところです。駐車場が広く、広大な敷地面積がありますが、あまり活用されていないように思います。茅ヶ崎出身の野口宇宙飛行士の展示コーナーもあります。汐見台庁舎、なぎさギャラリーと呼ばれています。

【汐見台庁舎】〒253-0033 茅ヶ崎市汐見台1-7の活用を!!

ここを整備してセーリングのために利活用していただきたい

「県では、オリンピックの開催とそれに向けた取組みを通じて、セーリン グの普及に貢献したいと考えています。 ・ そのために、多くの人にセーリング競技の魅力を伝えることで、セーリング競技の人口を増や し、神奈川におけるセーリング文化をさらに発展させたいと考えています。 」(県の議事録より引用)

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広い敷地に汐見台庁舎が建っています。

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1階は展示コーナーとして使われています。また、会議室などがあります。

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入口です。

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平日に行きましたが、誰もいませんでした。省エネのためか電気もほとんど消していて薄暗かったです。

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広いエントランスです。広いテーブルと椅子もあります。

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野口宇宙飛行士の展示コーナーです。

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入口に入ってすぐの案内板です。

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移築された茅ヶ崎の松籟荘です。室内にあります。

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敷地内の広い道路

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日陰のスペースでしょうか?メンテナンスされていない感じです。

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圃場というのでしょうか。植物が植えられています。

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奥の方には見晴台のようなものがあった記憶があります。

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植物を歩いてみることができます。

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庁舎へのエントランスも広くとられています。

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この写真は道路ですが、この道路を挟んで左右に公共施設があります。道路の向かって右側はなぎさギャラリーがある県有地、向かて左側は茅ヶ崎市立汐見台小学校です。両方とも写真には写っていませんが・・・。そして正面が国道134号線です。小さく黒くトンネルが見えますが、134号線の下には通路があり、このトンネルを通って海まで出ることができます。

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これは、汐見台小学校のHPからコピーした写真ですが、手前が小学校の全景です。その上に茶色く広場があるのがなぎさギャラリーや汐見台庁舎がある県有地の一部です。そして左端上に少しだけ写っているのが国道134号線で、この国道134号線と直角に交わっているのが上記の写真の道路です。この道は広さもあります。整備して県有地から出られるようにすれば、小さなヨットは船台に載せて海まで運べます。

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第3土曜日、年末年始以外は9時~17時まで開館。

広さは充分あります。江の島からも近く、利便性のある場所だと思います。