茅ヶ崎市民会館の耐震補強工事はしないまま~

昨日、平成27年第4回定例会の最終日でした。

1億3125万円をかけて作成した設計図、使わないまま・・・・

5年以上が経過しています。茅ヶ崎市民文化会館の事です。

5年たった設計図の見直しに720万円⇐本来必要がなかった!!

討論して賛成しました。⤵

議案第103号平成27年度茅ヶ崎市一般会計補正予算に含まれる市民文化会館関係経費720万円にいては本来、必要がなかったものです。

いまだに耐震補強工事がされていない茅ヶ崎市民文化会館は当初は平成23年4月から平成24年9月までの間に耐震補強及び改修工事を行う予定であったのでそのための基本設計・実施設計業務委託を契約期間平成21年8月5日から平成22年10月29日、契約金額1億3125万円で実施し、終了しました。しかし、設計ができたのに耐震補強工事を行わないまま5年以上が経過したため当時1億3125万円をかけて作成した設計図などの再チェックなどや経過した5年の間にあった法改正に対応した変更設計が必要になったための費用です。工事が先延ばしになった理由は、財源不足であるとともに、耐震補強工事をやるよりも新しい建築物である、柳島スポーツ公園や松浪コミュニティーセンターの建設など、新たな公共施設建設工事を優先した事とすでに建て替えが完成し来月より供用開始の市役所本庁舎建て替え工事を民間資金を活用したPFI方式で行うつもりで資金計画を立てたが、PFI方式ができなかった事で、民間資金の活用ができずさらに財源不足が生じたことが計画通りの茅ヶ崎市民文化会館の耐震補強工事を断念した理由です。多くの市民からの茅ヶ崎市民文化会館の耐震補強工事早期実現の要望があったにもかかわらず茅ヶ崎市民文化会館の耐震補強工事を後回しにした服部市長の政治判断と資金計画の甘さから生じたこの補正予算720万円については反対したいところですが、茅ヶ崎市民文化会館の耐震診断結果は、大地震で大破しないとされる値の0.65を大きく下回りIs値0.44であり、直ちに工事をする必要がありますので、賛成します。

 

平成21年 9月 公共施設整備対策特別委員会-09月24日 <茅ヶ崎市HP会議録検索より引用>

茅ヶ崎市民文化会館耐震補強及び改修工事に伴う基本設計・実施設計業務委託について説明する。
この設計業務委託については、審査委員会を設け、委員長に企画部長、委員として学識経験者である神奈川県民ホールの大野晃館長を迎え、施設管理者や関係課長、計7名の委員による審査をした。
審査の経過として、5月18日にプロボーザルに関する実施要領や応募要領等の審査を行い、5月21日から設計者の公募を行ったが、応募した事務所が予定数に達しなかったために応募要領の一部を見直し、6月8日から再公募を行い、6月18日に1次審査、7月14日に2次審査を実施し、委託候補者を特定した。
審査の概要として、1次審査の技術提案があった5者について、1と同様に審査の公平性や先入観を抱かせないために、審査委員7名に対しては会社名を秘したまま提出された書類を審査し、一定水準以上に達した5者を選定した。2次審査において、5者から提出された書類に基づき1者ずつヒアリングを実施した。
その結果、施設の状況や課題をよく把握し、的確に方策を示していることや斬新なアイデア、文化会館などの類似施設を多く手がけており、また、技術的にもすぐれていることなど、総合的に高い評価を得た業者である株式会社エイアンドティ建築研究所を特定し、契約した。契約金額は1億3125万円で、契約期間は平成21年8月5日から平成22年10月29日を予定している。

 

「地域限定保育士」制度は神奈川県全域なので茅ヶ崎にも

議案第108号 茅ヶ崎市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び茅ヶ崎市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、

神奈川県全域が国家戦略特別区域限定保育士事業に認定されたことに伴うものです。

茅ヶ崎市でも保育士さんは不足していますので保育士確保に役立つと創設された「地域限定保育士」制度については喜ばしいことではありますが、これにより直ちに保育士不足が解消される可能性は低いと感じています。保育士不足を解消するためには保育士になるための機会を増やすだけではなく、保育士の賃金改善などが必要でもありますので保育士の処遇改善も盛り込んだ制度とするように県や国には要望しつつ動向を見守っていただきたいことも申し添えて賛成しました。

 

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昨日で市役所本庁舎、本会議場での議会は最後でした。この議場に灯がともることは二度とないと思うと寂しくなります。一番手前が市長席。

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私は一番前のど真ん中の6番の席でした。

市役所本庁舎は41歳。法定耐用年数は60年。しかし、この本庁舎は41年間しか使用されませんでした。あと約20年間の資産価値は今年の12月28日でゼロになりますね。何とももったいないことです。私は耐震補強工事を求めて新庁舎建設には反対してきましたが1月からは新庁舎に移ることとなります。

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最後の記念写真は議場の入り口です。この扉が閉められて議事が始まっていました。上に見えるタイマーも懐かしいです。持ち時間30分なので質問しながらこのタイマーとにらめっこしていました。

昨日の事ですが、なんだかもう懐かしく感じます。市役所へ行ってもこの議場に明かりがともることはないと思うと寂しいですが、そうも言ってられません。新しい議場でも頑張ります。

 

補足・・・市民文化会館の耐震補強工事は平成29年から30年で実施予定です。

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