東京2020オリンピック セーリング競技会場の江の島ヨットハーバー問題

県営の湘南港を管理運営する会社のトップは天下りで良いのか?

江の島ヨットハーバー、湘南港の管理運営体制について利用者から問題だとする声が上がっています。湘南港の管理運営は県が委託している(株)湘南なぎさパーク。その取締役社長に新たに就任した退職した元県職員が意見が合わないハーバーマスターを降格させハーバーマスターが不在なままに運営していることに端を発して問題が浮上しています。

 

昨日は第2回湘南港利用者説明・意見交換会が江の島ヨットハーバークラブハウスで行われ参加しました。

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この写真は7月18日の海の日に開催された江の島・葉山同時スタートの海の日記念のオープンレースの様子です。運営のお手伝いをしました。江の島回航マークに張り付き、 回航順位表をつけた時の様子です。

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海上から見た江の島です。ヨット競技は会場が広く競技を開催するのに多くの人員が必要で、毎回多くのボランティアが運営に参加協力しています。

今回は、2020年のオリンピックに向けて今ある江の島の船、約1000艇を移動しなくてはならず、そのための利用者向け説明会でした。本大会時のクルーザーの移動についてはマリーナビーチ協会の協力が得られることになったことから県内の主なマリーナの地図が示されました。

湘南港のハーバーマスター不在の現状についての質問が多数

本来ならば、質問はオリンピック時の対応についてのはずが、昨日は湘南港を管理する(株)湘南なぎさパークの湘南港の管理・運営が不適切ではないかという質問が多数を占めました。

湘南港の管理・運営体制の見直しを!!

湘南港は県の直接の運営ではなく、県が(株)湘南なぎさパークが運営・管理を適切にできると決定し、指定管理者として(株)湘南なぎさパークに運営・管理を委託しています。当然、適切な運営・管理ができるように(株)湘南なぎさパークを指導・監督する責任は神奈川県にあります。

湘南港のハーバーマスターは利用者の安全にかかわる重要な仕事

(株)湘南なぎさパークは指定管理者となるべく応募した時の書類では次のように提出しています。

❶ハーバーマスターの業務は出艇禁止、出艇注意指導業務として利用者の海上での安全確保のため、ハーバーマスターが出艇禁止、出艇注意の指導を行っています。

❷海面監視、レスキュー、指導業務として利用者の海上での事故防止及び事故に対応できるように、「湘南港海上監視パトロール及び救助業務実施要領」に基づき海上パトロールを行うとともに、ハーバーマスターをチーフとして、救助業務を遂行しています。

❸湘南港周辺には海図やGPSに載っていない小型定置網、刺網、わかめ網等が点在するため、大型輸送船の入港の際には、水先案内が必要となる場合があります。当社スタッフはこれらのことを熟知しており、適切に対応します。

平成25年度県退職者等の再就職状況

湘南港を運営・管理する(株)湘南なぎさパークの代表取締役社長はもともと神奈川県会計管理者兼会計局長でした。県職員の再就職状況に掲載されています。海の事に精通されている方が就任されているのか疑問です。湘南港を天下り先にすべきではないという意見も聞かれました。

「湘南港のハーバーマスターを雑誌などで全国公募中」は伝統ある港として恥ずかしい

東京オリンピックの会場でもあり、オノンピック選手を多数送りだしている湘南港です。2020年のオリンピックを前に神奈川県には早急な対応を求めます。

 

 

株式会社湘南なぎさパークの募集状況は以下です。

湘南港ハーバーマスター候補者募集☆

株式会社湘南なぎさパークのアルバイト・バイト求人情報|【タウンワーク】でバイトやパートのお仕事探し

「東京2020オリンピック セーリング競技会場の江の島ヨットハーバー問題」への4件の返信

(株)湘南なぎさパークから電話がありました。ブログを訂正してほしいという内容でした。会社に来てほしいということもおっしゃっていましたが、私はお会いするつもりはなく、ブログにコメントしてほしいと申し上げました。
なぜならば、私が問題だとしているのは県に対してだからです。会社に申し上げるつもりはありません。
問題としているのは❶江の島ヨットハーバーの管理運営をする専門性の高い会社が県職員の天下り先になっていること。❷ハーバーマスターを一般の仕事と同じように求人募集する程度の認識しか持っていない会社を指定管理者として決定し指導監督している県の責任。
お電話いただいたついでなので、現在の代表取締役社長さんはヨット経験者か否か、また、船舶免許などはお持ちなのかについて質問しましたが、ご回答はいただけませんでした。
お電話いただいた(株)湘南なぎさパークには今までいろいろとお世話になって感謝している事、現在のようなことがなければ何の不満もなく過ごしていたであろうが残念だとも申し上げました。

以下、いただいたメールです。コメントでアップする旨お伝えしていましたので掲載します。

茅ヶ崎市議会議員
松島 みき子 様

いつもお世話になります。
(株)湘南なぎさパーク 総務課 鈴木と申します。
先ほどは、お電話にて失礼いたしました。

さて、松島先生のホームページ記載の弊社「湘南港」に関する内容について、一部事実を誤認されていると思われることから、事実をお伝えするとともに、修正をお願い申し上げます。

以下HP抜粋
江の島ヨットハーバー、湘南港の管理運営体制について利用者から問題だとする声が上がっています。湘南港の管理運営は県が委託している(株)湘南なぎさパーク。その①取締役社長に新たに就任した退職した元県職員が②意見が合わないハーバーマスターを降格させ③ハーバーマスターが不在なままに運営していることに端を発して問題が浮上しています。

下線①~③について説明いたします。

①現代表取締役社長の就任時期は、平成26年6月~ です。
②前ハーバーマスターについては、長年、湘南港の安全な運用に貢献してもらっておりましたが、定年を過ぎましたので、今年の4月から「顧問」の職を発令し、その実績に応じた処遇を図っているところです。また、その主な職務は「社員に対する教育、指導や緊急時、災害時における助言、指導」など、今までの知識・経験を生かした業務を担ってもらっています。
③現在、湘南港運営についての知識や経験が豊富な湘南港管理部長がハーバーマスターの職を兼務しております。

なお、その他湘南港についてのご質問などがございましたら、上記の湘南港管理部長兼ハーバーマスターの「桜庭」が現地におりますので、お話しいただければと思います。 TEL 0466-22-2128 、FAX 0466-25-5413 、 E-mail hide-sakuraba@s-n-p.jp

よろしくお願いします。

江ノ島ヨットハーバーのご利用お待ちしております。

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株式会社 湘南なぎさパーク
総務部 総務課
鈴木 伸一郎
〒251-0024
神奈川県藤沢市鵠沼橘1丁目2番7号
湘南リハウスビル5階
TEL 0466-55-2543
FAX 0466-55-2544
E-mal s-suzuki@s-n-p.jp
URL http//www.s-n-p.jp/
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湘南港管理部長兼ハーバーマスターの「桜庭」さんがいらっしゃるとお答えいただきましたので、再度調査してみました。
(株)湘南なぎさパークのHP http://www.s-n-p.jp/enoshima-yacht-harbor/disclosure.html に掲載されている平成26年度人員配置計画によると、湘 南 港 管理部長は、湘南港の管理運営に関する総括をする正規職員1名○ 60 歳代 1週間の勤務時間は40 時間。ハ ー バ ーマスターは、ポートサービスに関する業務の統括する正規職員 1名 ○ 50 歳代1週間の勤務時間は40 時間としていますので、湘南港管理部長兼ハーバーマスターの「桜庭」さんは、正規職員2名分をお一人で担当されているのですね。
提出している人員配置計画と異なる形態になっているのに、神奈川県県土整備局 河川下水道部 砂防海岸課のご指導はどうなっているのでしょうか?

また、再度 県退職者等の再就職状況 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7423/ 見ると現社長以外にも
● 企業庁相模川水系ダム管理事務所副所 長➡(株)湘南なぎさパーク 業務部長(嘱託社員) 19.4.1
●担当部長(神奈川県川崎競馬組合派遣)➡ (株)湘南なぎさパーク 代表取締役社長 21年6月30日
●監査事務局副事務局長 ➡株式会社湘南なぎさパーク 代表取締役社長 H22.6.28
●藤沢水道営業所長 ➡ 株式会社湘南なぎさパーク 取締役総務部長兼湘南港管理部長 H22.4.1
●湘南地域県政総合センター副所長➡ 株式会社湘南なぎさパーク 湘南港管理部長 H27.4.1

↑↑HPより抜粋しました。しかし、これは氷山の一角でしょう。
↓↓
★県は、団体等及び民間企業に再就職した県退職者のうち、退職時に管理職手当を受給していた者でかつ退職後2年以内の者について、過去1年間における再就職の状況を公表しています。

という事なので、管理職であっても退職後2年以上経過した場合の再就職は公表されていないということになります。

江の島ヨットハーバーの管理運営の抜本的な体制の整備を求める意見が日曜日の最後に出ていましたが、私も同感です。

行政機構の常識は世間の非常識、と言われて久しいです。
退職者の救済は 「公世界」 に無関係なところで生活確保すべきが先進国日本の今です。 天下りは後進国の手法です。
江の島ヨットハーバーと湘南港とは管理者が別であるべき、商港とヨットハーバーは管理手法は全く違います。
なぎさパークは野沢さん一人で諸事判断。 一人対何百人。 この奇異を県に知らしめる作業は藤沢市民、県民、利用者がなさなければならなくなってしまってる。 皆で津波のごとくやりませんか ?!!

西野 輝一さま
コメント、ありがとうございます。私のほっとする場所の一つである江の島ヨットハーバーでこんな問題が発生しているのは悲しいです。気持ちよく利用できる良いヨットハーバーになるようにみんなで力を合わせましょう。よろしくお願いいたします。

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