参加者のほとんどの意見は前回同様の白紙撤回
9/10(土曜日)午前9時半から市役所にて説明会がありました。参加者は約100名ぐらいだったと思います。満席でした。前回、席が足りなかったので多くして準備していたようでした。テーブル席はすでに満席で壁側の椅子席に座りました。
県は議事録を作成しHPに掲載すべき
関心が高い案件であり、住民にとっては住環境に多大な影響がある事なので、参加できない方のために議事録を正確に作成すべきです。質問しましたが、県の企画経営課からは明確な回答が得られませんでした。
江の島ヨットハーバー問題では議事録をきちんと掲載しています。会場でも明確に回答しています。
第2回湘南港利用者説明及び意見交換会の概要
<以下、その中からの抜粋>
議事録の作成について (問) 県に都合の悪い部分は隠さず、議事録は正確に作っていただきたいと思います。 (答) 議事録は作成してホームページに掲載します。
★会場では明確な回答が得られませんでしたので、茅ヶ崎市の秋元企画部長に申し入れをします。民主的な進め方をしていただく第一歩になると思います。
主なご意見(私のメモより)
- 建てられたら困るものとして住宅開発、商業施設という意見が多かったにもかかわらず、宅地として一部が売却されることになっている。一部、売却される宅地は茅ヶ崎協同(株)所有地ではないか?白紙撤回してほしい。
- ゴルフ場継続の提案は3件あったと聞いている。評価はどうだったんだ?評価が低いというならば、評価基準そのものがおかしいのではないか?
- 反対が多くて商業開発はできないと思う。この住民の意見をきちんと伝えて再検討してほしい。
- 実際の議論の場は県議会であると思うが、県議会で議論していない。茅ヶ崎選出の県議会議員はどなたも来ていない。住民の反対がある事を伝えてほしい。県でもまじめに議論してほしい。
- これまでの経緯について納得していない。近隣住民に対する情報の伝え方について問題がある。説明会についても公表されていない印象がある。今後どう伝えていくのか。
- 計画地内広域避難場所と計画地外広域避難場所と2種類に分けて書いてある。計画地外広域避難場所も入れて6万㎡なのか?134号線の向こう側の砂防林も入っている。➡回答 内外合わせて6万㎡である。指定可能かどうかは市と検討していく。
- パブリックコメントの結果は広域避難場所を守ってほしいというのが一番多かったはずである。パブコメの結果を尊重してほしい。
- 優先交渉権者選定委員には当事者が入っている。第三者にならないのではないか?
- 茅ヶ崎ゴルフ場の広さは、茅ヶ崎の中央公園5個分ぐらいだ。茅ヶ崎協同が持っているのが中央公園2個分くらいである。ホテルはチサンホテル、パシフィックホテルとどちらも継続できずに閉鎖した。ホテルを作ってどのように客を呼ぶのか?
- ゴルフ場閉鎖の発端は何なのか?はっきりさせてほしい。
- 県有地の売却には問題がある。旧藤沢高校跡地にはすでに110戸の住宅が建っている。
- プロポーザルの本来の意味を考えると、これはプロポーザルではない。防災を総合的に考えるとプロポーザルにはなっていない。
- どうしてこのグループが優先交渉権者になったのか?選定の経緯の記録が見たい。
- ➡回答 宿泊については通年の営業は難しいという事業者の意見があった。
- 緑が無くなっている。いろいろ建てても狭い道路を広げることは困難。地域は狭い道ばかりである。車が渋滞して環境が悪くなる。施設等を建てるのではなく緑を守り、環境を守る計画にしてほしい。
- 詳細な計画図面があるはずだ。公開してほしい。➡回答 あるが、それがそのまま計画通りに建築されるわけではないので未公開。
- 借地料、売却費の評価基準の情報公開をしてほしい。
- 川崎市は市営のゴルフ場にした。普段はゴルフ場だが市民開放日を設けて運営している。勉強しなおしてほしい。
- 現在のゴルフ場から商業施設へと軸足が動いたのはいつか?決定のプロセスに疑問がある。
- 意見交換を踏まえて計画変更の可能性はあるのか?イエスかノーかで簡潔に答えてほしい。➡回答 イエスだ。ただし、これを踏まえてお示しさせていただきたい。(役人言葉で何を言っているのか意味不明という参加者の声多数)
- 宿泊施設は無理なのになぜ計画では放置するのか?
- ゴルフ場の海抜は約2メートル。水がたまるだけで遊水機能がある。しかし、開発されれば周りの宅地に影響が出る。周りの宅地が浸水する恐れが出てくる。➡回答 市は当然のことながら様々なことに対応できるようにと思っている。
- この進め方は茅ヶ崎市民の人権を踏みにじった進め方。茅ヶ崎協同(株)は地元への説明責任を果たしていないし誠意が感じられない。
- この開発には茅ヶ崎住民の命がかかっている。命の責任の所在をはっきりさせてほしい。事業者なのか、茅ヶ崎協同なのか、市なのか、県なのか聞きたい。
- 計画にある公園は新住民のプライベートパークになるのではないか?
- 私たちの広域避難場所は検証されずに砂防林になるのは納得できない。
- 広域避難場所については訴訟になる可能性がある。訴えられる可能性がある。➡回答 選定された事業者と課題を検討し、包み隠さず順次やっていく。
- 住民の質問にすべて答える形での説明会をやってほしい。
- スリーハンドレッドゴルフクラブには首相も通っている。茅ヶ崎市は自然豊かで利便性がある地域である。知事も見に来たそうだが、地図を示しているネット画面が粗すぎる。ラチエン通りまで計画地域になっている。こんないい加減な公表の仕方はあるのか。134号線の砂防林には逃げられない。わかっているのか。どこまでご存知の上でプロポーザルをやったのか。これだけの工事をやると大変な状況になる。交通事故も発生するだろう。
- 2015年9月3日に企画経営課の星さんに聞いたのは不動産鑑定はまだやっていない。」と聞いた。今回の借地料などは最新の不動産鑑定で決めたのか?➡回答 募集事項を作るときに鑑定した。今後、参考価格は変わることはない。
- ゴルフ場の中に市民が入れる機会を作ってほしい。実際に現地を見ないと市民も今後の事を正確に考えることができない。
- 今回の説明会が、どちらか1回、先着50名と言うのはおかしいのではないか。
- 5月26日に企画経営課の星リーダーに会って話を聞いた。その時にすでに「広域避難場所に砂防林の敷地を入れる。」と言っていた。<・平成 28 年5月 16 日(月)~5月 20 日(金) 応募図書の受付 ・平成 28 年6月 10 日(金) 第1次審査結果通知 ・平成 28 年7月 28 日(木) 第2次審査(プレゼンテーショ ン及びヒアリングの実施)>の予定で進んでいるのを考えるとおかしいのではないか。5月26日、この時にはすでに事業者と話し合っていたのではないか?
- 緑があるのをなぜ加点しないのか。広域避難場所については県も市も配慮すると言っていたのに。なぜ加点しないのか?
- 砂防林を広域避難場所にすることについて、これから検討すると言っているのはおかしい。4月に市が出している3者協議の議事録の中で砂防林は広域避難場所に指定できないと出ている。「砂防林が広域避難場所に指定できるのならば、とっくに指定している。」と議事録にある。つじつまが合わないのではないか。
- ➡回答 加点しない理由は、緑を残す事は必須事項なのでいれていない。➡再質問 それでは答えになっていない。緑をたくさん残すのと少ししか残さないのでは全く違うのに、どの計画も緑を残す広さは同じなのか?
- ゴルフ場を残してほしいという意見がほとんどだった。録音記録を知事や事業者に聞いてもらってほしい。
- ゴルフと言ってもグランドゴルフ、ミニゴルフなどのゴルフを入れてほしい。私たちが言っているゴルフ場は今のゴルフ場、営利の大人のゴルフ場だけではない。子どもも大人も遊べるゴルフ場にしてほしい。そういうゴルフ場を残してほしい。
- 茅ヶ崎市の秋元企画部長より閉会の言葉…協議を継続して今後も皆さんからご意見をいただいた参りたい。
(ここまで、当日のメモより)
大人も子どもも一緒に遊べるゴルフ場
最後に出たご意見です。印象に残りました。孫と一緒に遊べるゴルフ場が良いねと言う声も聞こえました。
2020年の東京オリンピックまでには間に合わないのでは!??
茅ヶ崎ゴルフ場を事業者の提案のように開発するためには用途地域の変更が必要です。今の状況では宿泊施設を作ってもオリンピックまでには多分間に合わないだろうという声が多数ありました。私も間に合わないのではと思います。用途地域の変更の手続きは、周辺住民の概ねの合意ができているということで進みます。周辺住民の合意までは年月がかかると思います。