2017年10月23日にの18:15-19:05という短い時間でしたが、意見交換会がありました。学生にとっては授業の一環とのことでした。若い人と意見交換ができる貴重な時間となりました。政策課題の提供で私も簡単な5分ほどのプレゼンを用意して参加しました。
市内に大学があるということは大変ありがたいことだと改めて思いました。
私のプレゼンは政策を考えるうえで重要な人口と財政の話に絞りました。
全戸配布されている最新の市政だよりから取り込みました。歳入と歳出、単年度収支は黒字です。しかし、歳入の中には市債59億4050万円と繰入金1億5444万円が入っており、これらは一般家庭で言う借金と貯金取り崩しですので、歳入合計の734億6976万円-59億4050万円-1億5444万円=673億7482万円となり、歳出合計の706億8524万円と比べると33億1042万円、将来への負担が増えたことになります。
資料はすべて茅ヶ崎市のHPより抜粋しました。一般会計の市債残高は平成21年から増加し続けています。28年度末市債残高は545億261万5千円で、前年度より約21億円増えています。
性質別歳出を年ごとにまとめたものを見るとオレンジで示されている扶助費が急上昇し続けていることがわかります。
10年間に101億円も増加しています。
扶助費とは、障害者や高齢、病気などで働けず生活に困っている人や子育て中の人などを社会全体で支えるためのお金です。保育園の整備や運営費、医療費助成などの児童福祉費、生活保護費、社会福祉費などがこれにあたります。必要なお金で削減が難しい費用です。
一般家庭の貯金にあたる財政調整基金の残高です。平成27年度末で43億1200万円。
茅ヶ崎市の人口は右肩上がりで今でも微増です。
世帯数は増え続け、1世帯当たりの人数が減り続けています。昭和55年は1世帯当たり約3.3人だったのが、平成27年は1世帯当たりの人数は2.44人となっています。調査では1人暮らしの方が増加しています。
将来の人口は平成32年をピークに減少していくことがわかっています。
封鎖人口とは、出生と死亡のみを考慮して推計した人口の事です。
既に生産年齢人口と言われる15~64歳の人口は減ってきています。
一方ね高齢者は増えているので、扶助費は増加が見込まれます。
人口構成比のこの棒グラフでは進行構成の変化がよくわかります。
年少人口が減り続ける予測となっています。
生産年齢人口も減少する見込みなので、この先、歳入の確保が厳しいことが予測されます。
茅ヶ崎市が出している人口予測です。
一方、そのような予測の中で大型公共施設は建てられています。最近、建てられたものです。
今建設中のもの。
柳島スポーツ公園の事業費は、用地買収費用などすべての費用を含めると約98億円。2018年3月開園予定。
中海岸に建てられている複合施設。青少年会館と福祉会館の機能を併せ持つ施設で、事業費は約14億5300万円。
⇑この他にも、これから建てる施設として「道の駅」があり、約24億7500万円かかる予定です。
5分ほどで終了後、意見交換をしました。
- 自分の事は自分でやるまちも良いのではないか。
- 将来結婚して子どもをすぐに作る気持ちにはならない。子育てには覚悟がいると思っている。
- 男女が出会って結婚して・・・・等とな和気あいあいと意見交換ができました。
茅ヶ崎未来コンテスト
- 「ふるさと納税」で茅ヶ崎市が大学と連携する案は素晴らしいと思いました。詳しくは、大学の発表を待ってください。すごく良い発想だと思いました。ふるさと納税、ものではなくサービス提供でお礼とする素晴らしい案です。3者がウィンウィンウィンになるアイデアです。
- 子育てアプリの配信・・京都山科区のアプリを参考にしているとのことでした。
若者の発想は面白い!!
大変参考になりエネルギーもたくさんいただけました。