浜之郷小学校 集金した費用の一部が盗まれたかもしれないのに届け出ず職員に口止め
浜之郷小学校において集金した就学旅行費の一部が紛失しているにもかかわらず警察へ届け出をせずに隠蔽しているという情報が入ってきた。不足する就学旅行費用の補てんは、学校で行っている教育研究会で集めたお金をプールしており、そのお金がつかわれているようだとの情報だった。議員として隠蔽されないように動いてほしいという内容だった。
子どもたちの授業を利用して集めたお金は公金ではないか?
まず、子どもたちの授業を利用してお金を集めていることに驚いた。その教育研究会は、子どもたちの授業を公開し研究会参加費として資料代の他に一人1000円~5000円集金しており、そのお金は校長名義の貯金通帳にプールしているとの情報だった。外国からも研究会への参加者がありかなりの参加人数がある。数年前には研究会での授業内容をDVDにして販売したこともあったらしい。セキュリティーの問題、児童生徒のプライバシーの問題もあるのではないかとも聞いた。
知らなかった教育委員会
9月21日金曜日 教育長へ「内部通報の件でお会いしたい」と面談を申し入れて午前中に面談した。
- 浜之郷小学校で集金した就学旅行費用の一部が紛失している件については全く聞いてない。すぐに校長に来てもらい事情を聞き調査する。
- 薬品紛失については聞いている。教頭の指示で帳簿を改ざんしたというものではなく、メタノールの在庫から使用料をたどっていったら今ある量だということになった。帳簿の付け方がきちんとできていなかったということだった。
- 研究会については聞いているが、適切に使われていると考えている。
9月21日(金曜日)午後 教育長より電話があった
「聞き取りをして紛失しているのは事実だとわかった。この件については私に任せてほしい。他には口外しないでほしい。」とのことだった。「わかりました。」と話した。
9月26日(水曜日) 全議員説明会にて
全員協議会が10時から開催された。全員協議会は議事録が取られ公開であるが、全議員説明会は非公開である。いじめ問題については児童のプライバシーに配慮して非公開で行われたが、今回の件は公開でやるべきだと思う。前日の25日に「明日の全員協議会でこの件が報告されるようだ。」という情報が入った。情報提供をしていただいた方、情報を共有していた方々に連絡した。傍聴にいらっしゃるとのことだった。しかし、議会事務局に確認したところ「全員協議会ではなく全議員説明会で実施する事になったので傍聴はできず、非公開で行われる。」事が判明し、バタバタとメールなどで傍聴ができない旨の連絡を再度した。同室の議員は公開ではなく非公開で報告がされることについて議会事務局へ抗議をしたが、①議長の判断で非公開となった。②議長がもし全員協議会で行うという判断をしたならば公開になった。の2点について説明を受けたと憤慨していた。議長の判断で全議員説明会(非公開)か全員協議会(公開)かが決められる。今回は白川議長の判断で非公開で行われた。実施された説明会では様々な質問が出た。議事録もとられず非公開で行われたことは結果的に議会としての市民への情報提供が無くなり、市民は新聞報道などで初めて知らされることとなり、市民への情報提供は一番後回しへとなった。
そして最も重要なのは事実とは違う経過報告を教育委員会がしたことが隠されてしまった。できれば穏便に「見て見ぬふり」してもらえるのではないかという教育委員会の思惑が見え隠れしたが、それを問いただすとあっさり事実とは違う説明である事を認めた。非公開で行われたことでこれらの経過を闇に葬ってしまった。その様子について思い出す限り以下に記録します。
校長が自主的に警察に届け出たこととなっていた!!
以下、教育委員会が作成し提出した資料
紛失に気付いたのは8/24.校長は職員には口外しないように求めた➡警察に届けたのは9/21
他の議員からなぜ1か月も届け出るのが遅れたのか質問が出たが、通報により発覚したとの答弁はなかった。
犯罪があるかもしれないのに告発義務を怠ることは公務員の懲戒事由となる➡この隠蔽は明らかに懲戒処分の対象
刑事訴訟法239条1項 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
刑事訴訟法239条2項 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。
つまり、公務員は告発義務となっている。告発義務を怠ることは地方公務員法29条1項2号の公務員の懲戒事由となる。
教育委員会の体質を感じた
茅ヶ崎市立小学校いじめ問題は大きなニュースとなった。しかし、第三者委員会の答申はまだ出されておらず途中であり、「当該の保護者が訂正してほしい部分が訂正されるまでは公開しないでほしいと要望しているので公開できない。」とのことで新聞報道以上のものは知り得ることができない。保護者から直接話を聞きに行っている議員もいることは承知しているが。両方の話を聞くことが出来なければ話をお聞きしても判断は難しいと考えて私は第三者委員会の答申を待つ事としているが、
今回の件で、教育委員会の事実とは違う対応には驚き、闇を感じ、いじめ問題の当事者の保護者の方も同じような思いをされたような気がしていじめ問題を思い出した。
通報で発覚した事を指摘し資料の訂正を求めた➡教育長「ほぼ議員の言う通りです」
目の前にいる教育長に
- 校長が自主的に警察に届けたようになっていることは事実と違う事
- 教育長と面談した事実
- 教育長が聞き取りをして、そののち警察へ届けた
- もしも、通報がなければ教育委員会も知らず警察へも届けていなかった可能性が高い事
- 犯罪があると思料するときは告発する義務が公務員にはあり、地方公務員法違反であり懲戒処分の対象となるので処分すべきではないか
- 就学旅行へは既に行っており、不足分はどうしたのか?➡研究会のお金が学校にあったのでそのお金で不足分を補った。➡そのお金はいくらあったのか➡17万円ぐらい学校の金庫にあった。
- 研究会のお金は学校施設を使用して授業の中で全職員が業務として行っているので校長名義の貯金通帳にプールするのはおかしいのではないか。公金ではないか?➡任意団体だと認識している。➡任意団体だとは認められないとおもうがいかがか。➡ 今回の内容から外れていると他の議員より指摘があり議長により質問を打ち切られた。
- 午後1時からは記者会見を開くと聞いているが、事実と違う経緯については訂正してほしいがいかがか。➡訂正する。
記者会見の傍聴は断られた
市役所内での記者会見を傍聴に行ったが入り口で職員に拒否された。記者のみ入室が可能であり入室できないとのことだった。
保護者も児童も全く知らされていない
今後、説明会を開くとのことだった。紛失した時点で子どもたちにも「知らないか?」と聞くべきではないのか。なぜ聞かずに職員に口止めしたのかは理解できない。
危機管理としては最低
最も悪い方へ悪い方へとなぜ行くのだろう?最初に紛失した時にさっさと警察へ届けていればこんな事態にはならなかった。教育委員会もなぜ校長をかばうのか、事実と違う資料を作って説明したのか? 私が黙っていると思ったのか?
数名の議員には以前より経過も少し話をしていたので「教育委員会を信頼していたので驚いた。まさか!」と会議終了後に声をかけられた。
いじめ問題でもこのようなことがたくさん重なって、結果的に児童の長期間の欠席となり被害が拡大したように思えた。
「議員でなければ握りつぶされるだろうから議員として動いてほしい」を実感した。
薬品瓶が2本紛失したのは事実。中身も少し入っていたかもしれない➡9/25になって警察に遺失届を退出
本日の新聞報道がどのようか注目したいと思う。
研究会は任意団体だする合理性は?!!
私は学校施設を使い、授業の一環として業務として行っていることからしても任意団体とは言えないと思う。集金したお金は本来ならば市の歳入として入れるべきお金ではないか?校長名義の銀行口座へプールしていたことは大問題であると考えるが、いかがか。追跡を続けます。