平成28年1月31日(日曜日)15時半から江の島ヨットハウス2階大会議室にて江の島ヨットハーバー利用者向けの会が開かれ参加しました。私は利用者としてよりも茅ヶ崎市に何か影響があるお話しを聞くことができるかもしれないと思い参加しました。議事録や配布された資料は後日、県のHPに掲載されるようです。これは私の覚書です。聞き間違いや漏れもあると思いますが、茅ヶ崎市は江の島に近いことから、早く情報共有するべきと思いますのでメモより書き記します。
宮越神奈川県オリンピック・パラリンピック担当局長のご挨拶から
始まったようですが、私は30分遅れていきましたので聞くことができませんでした。会議室はほぼ満席。200名以上だったと思います。配布資料はあと数枚しか残っていませんでした。
江の島開催に係る神奈川県会場プラン(調整素案)中間報告(競技海面)について
資料によると江の島から東側。普段で使用するレース海面となっています。逗子、葉山を過ぎて長者ヶ崎海水浴場よりももっと東側までの広い海面の範囲内に直径約2キロの円のレースエリアを5~6面設定する予定
- 種目は約10種目(まだ決定ではないが)。
- 参加は約56か国(リオと同字くらいだと予想している)
- 選手数はロンドン大会で381名だったのでだいたい400名程度と予測している。運営艇は300艇、コンテナの持ち込み100を予測している。
- 平成30年(2018年)上半期にプレプレ大会、平成31年(2019年)上半期にプレ大会、平成32年(2020年)上半期8月に東京大会の予定。このプレ大会の規模は2019年は本番と同じ規模を予定しているが、プレプレ大会ははっきりつかめていないが、2019年よりは小さい規模だと考えている。
- 江の島ヨットハーバーにある既存艇は、2018年下半期より移設作業を市ね2019年4月から移設地での保管、2020年下半期、東京大会終了後に帰港が想定スケジュール。
- 移転先の質問が多くあった。現在の想定スケジュール、艇の移転は1年半は最大限の想定。すべての艇を移転するのも最大限の話。今後、期間やすべての艇にするかは調整する。
- 江の島と葉山での同時開催。分散開催も検討したがセキュリティーの問題が大きく難しい。
- 平成27年12月1日現在で江の島にあるのはクルーザー約160、ディンギー約860、漁船約50。県内のマリーナや漁港、港湾への一時的な移動について利用者及び漁港管理者等への協力を求めていく。現在、移転場所について調査・検討中である。
- 江の島周辺における選手宿泊施設やオリンピックレーンの設置について、組織委員会と引き続き調整を行う。
- 今後の予定は3月から「調整素案」作成、県は組織委員会と本格調整開始する。その前にまずは皆様のご意見をうかがって調整素案を作りたい。
- 選手のディンギーは300弱来るのでスペースの確保が必要である。
- 女性センターの建物は壊して更地にして、その場所はメディアなどの駐車場にする。メディアだけでも多くの駐車スペースが必要となる。
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- 女性センターの高度規制を取っ払って高層のものを建て,艇を入れさせてほしいという意見があった。必要な床面積を増やして津波対策としても使ったらいかがか。オリンピック期間中でも津波の可能性はある。津波対策防災メディアセンターとしてほしい。高い所からの方がレースの撮影も良いのではないか。・・・・島民の方への配慮が必要という回答にとどまった。
- どの工事をいつやるのかは今後調整する。
- メディアの車などが入るスペースが必要なことから既存の艇の移動が必要だという結論に至った。
- 「今までもレースに協力している人たちはみんな観たい。船も出せないとなるとがっかり。」という意見が出た。…オリンピック大会に協力したいという皆様のお気持ちは大会組織委員会に伝えます。
- 来賓対応、国賓、他国の皇太子や女王への対応はどうするのか。…県がどこまで係るのか課題である。組織委員会の役割だと認識している。
- ヨットライフはコミュニティライフでもある。コミュニティを1年半壊す事になる。セイラビリティ、オリンピックの本来の目的であるスポーツと健康、この観点からも問題であると思う。
- 県ではオリンピック組織委員会へ県の職員が行って懇談している状況である。
- 江の島だけではなく葉山に県のヨットハーバーがある。1964年の東京オリンピックの時は組織委員会のメンバーだった。1964年は江の島と葉山で分散同時開催だった。分散同時開催を再度検討していただきたい。・・・・・1964年当時と比べるとセキュリティーの問題が大きくて同時開催は厳しい。
- 前回のオリンピックロンドン大会の写真をいま集めている。集まったら皆様にお示しさせていただきたい。
- セキュリティーの問題で今度はIDカードのない人は入れなくなるのではないか?
- 江の島の島民へのストレスがかからない配慮が必要。
- オリンピックの手をあげる前に打診してほしかった。オリンピックは楽しみだったけれど説明を聞いた今は全く楽しみではない。人の物(艇)を勝手に動かすことは許せない。艇は私の財産である。なぜ江の島に艇をおいているかというと家から通える、艇を洗える設備が整っているから。
- 艇を置くために置き代金を払っている。移転している期間は代金免除をするべきではないか。
- 艇に通うのに不便な場所だと意味がない。
- ポンツー(はしけ)の整備、江の島へ渡る橋の3車線化など、オリンピックが終わったら良かったと思えるようなインフラ整備をしていただきたい。
- 県では組織委員会が決定する前にできるだけ地元の意見を聞いて調整を図っていきたいと考えている。
- フリート活動(艇の種別ごとに行われているレースや懇親などの活動)ができるように艇をバラバラな移転場所にしないでほしい。艇を動かす場所を検討してほしい。
- 子どもたちは一年中活動している。子ども達の活動が継続できるようにしてほしい。次のオリンピックのセーラーでもある。
- 今のところ、どれだけインフラ工事が必要かまだ決まっていないので予算もまだ決まっていない状況。
5時過ぎても質問者がほぼなくなるまで意見交換は続きました。以上メモより。
※茅ヶ崎市には汐見台に県のなぎさ事務所があり駐車場のスペースなど広い場所があります。終了後、そっとお聞きしてみました。「組織委員会ではすでになぎさ事務所を認識している。」そうです。
「東京2020年オリンピック競技大会・セーリング競技の江の島開催に関する説明・意見交換会に参加して」への2件の返信
逗子市小坪在住の村山と申します。リビエラの構想図に小坪港沖と材木座に江ノ島に係留されているボートの係留場所とするとの記載があり神奈川県とリビエラへ抗議してきました。今、やっと神奈川県から新たに防波堤を設けたりする事は考えていないとの確約を貰い、少々ほっとしています。神奈川県政策局とやり取りしているうちに三浦市に二町谷に広大な塩漬けになっている漁港を発見。三浦市長へこの施設をオリンピックに活用できると進言した結果4月開始の定例市議会で神奈川県と調整しながら有効利用していくと表明しました。
なんで再度江ノ島でオリンピック競技を開催するのか、後先考えない計画だと思っています。
村山さま
情報、ありがとうございます。私も逗子の事はネット等で注目しています。ホテル開発を断念させたのはすごいと思います。市民力の高さだと思います。
以前の東京オリンピック時とは規模も大きく、セキュリティーも大変だと話が出ていました。
ホテルが足りないことが問題となっていますが、自然を壊してオリンピックのためにホテルを建てるのではなく、豪華客船を相模湾に浮かべてタグボートで江の島へ送り迎えする方が交通渋滞対策もしなくてよいし良いと思うのですが・・・。
三浦市の漁港は良いかもしれませんね。車で行って駐車場もあるのではないでしょうか。
コメント、ありがとうございます。