市議会は2/26から始まり、服部市長の施設方針演説の後、各会派からの代表質疑、個人質疑と続き、現在予算特別委員会委員による予算審議が行われています。
私は会派には入ってないので個人質疑を行いました。質疑時間は質問と答弁を合わせて1人30分。私は1人なので30分しかありませんでした。
市の貯金は最低ライン40億円を下回り24億円へ
万一の事態に備えることができるのか?
一般家庭の貯金にあたる財政調整基金ですが、財政調整基金の適正額は、標準財政規模の10%とされています。茅ヶ崎市の平成27年度の標準財政規模は、約400億円ですから、財政調整基金の適正額は約40億円となりますが、最新データによると平成27年度末 (見込み)では約37億円 平成28年度末 (見込み)では 24.億円と大幅に落ち込んでくる予定です。
増え続ける借金時計
一方、将来の子どもたちへのツケである市債残高については平成21年から上昇を続け、今朝の借金時計は約972億3000万円でいまも一時間当たり約38万2千円ずつ増加しています。
緊急性がある事業は実施しなくてはならないが・・・
市民文化会館の耐震補強や母子保健コーディネーター事業、老朽化し耐用年数を超えているごみ焼却炉の修繕をする延命化事業、救急隊の増隊、などはこのような財政状況の中でもやらなくてはならない事業だと思います。
今後永続的に財政に大きな負担をかける方向への政策は危ない
保健所政令市への移行、中核市移行推進事業は市政のあり方を大きく住民自治強化の方向へ舵を切ることでありますが、大きく市の財政を圧迫する方向へ舵を切ることでもあり主権者である市民の意向を正しく聴いて決定すべきです。保健所は神奈川県の管轄であるが茅ヶ崎市は「やりたい!!」と名乗りをあげています。老朽化した県の茅ヶ崎保健所の近い将来の建てなおしの必要などが出てくることは必至です。また、中核市になる事にも茅ヶ崎市は希望しており、県の様々な業務を市で行うことになりますが、それに伴い人件費などが新たに必要となってきます。
新たなハコモノの建設は再考すべき
28年度新たなハコモノ建設への動きがさらに進みます。道の駅、市立病院の別棟建設、ジャスコ北側に新たに建てられる地域医療センター、大岡越前通りに建てられる文化資料館、雇用促進住宅跡地の計画、中海岸の福祉会館と海岸青少年会館の複合施設建設、(仮称)柳島スポーツ公園などです。あらたなハコモノ建設は、今まで計画を進めてきたからと個別で進めるのではなく総合的に再検討し、いまの財政状況をしっかり見ながら財政ありきで進めていくべきと思います。
いまは取り崩すべきではない財政調整基金
各年度の予算編成は、基金に依存せず、その年度の歳入の範囲内で行うことを基本とすべきであると思います。今年度の基金取り崩し額は約13億円です。取り崩さなければぎりぎり40億円ぐらいで適正な最低ラインになると思います。万が一の時の財政調整基金、40億円は下回るべきではないと思います。
松島みき子の個人質疑は茅ヶ崎市議会の映像配信 からご覧になれます。前日より声が突然出なくなり耳鼻科で薬剤の吸引をしたり等と焦りました。いま映像を確認して何とか聞こえているのでほっとしています。今はやっと声が戻ってきました。声が出るようになってほっとしています。日ごろ、声はたくさん使っているのですね。「声が出ません。」ということすら言えないのはつらかったです。声が出ない気持ちがよくわかりました。